経理はリモートワーク(在宅勤務)に向いてない?→それ、会社の問題です。

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新型コロナウイルスの蔓延により、多くの会社で一気にリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)が普及しました。

そんな中でも、出社しないと成り立たない業務が存在するのは事実です。

経理は出社・在宅、どちら向きなのでしょうか?

実際に現職でテレワークを行なっている私が解説いたします。

 

経理がテレワークに向いてる理由

ネットに繋がったパソコンがあれば仕事が成り立つ

50代の上司がたまに懐かしむ話(笑)によると、昔は

  • 請求書・領収書など出てくるものは全て紙
  • 仕訳を計上する時も紙に仕訳を書く(仕訳帳)
  • 決裁を貰うためにいわゆるハンコリレー(直属の上司・部長・社長にハンコをもらう)が必要
  • 振込などを行う時は、銀行の窓口に行って混雑の中何十分も待つ

という感じだったそうです。

倉庫に行くと、過去の帳簿の紙が棚いっぱいに広がっている。

そんな光景もあったそうです。

 

それが今や、

  • データはどんどんクラウド共有
  • 仕訳は会計ソフトに登録すれば試算表まで自動で作成
  • 承認作業はシステムを使って外出先からでも可能
  • 各銀行ともネットバンキングが充実(むしろ店舗が削減傾向)

という時代。

パソコンさえあれば、どこでも働ける時代になりました。

 

電子帳簿保存法の存在

さらに国が推進を図っている電子帳簿保存法。

一定の条件を満たす必要はありますが、

従来は紙での保存が義務だった書類だけど、電子データで保存してればOK!

紙を保存してなくても大丈夫だよ!

という制度です。

レシート等の領収書の類ですら、原本保存が不要です。

クレジットカード・キャッシュレス決済等の電子決済がどんどん広がっている昨今、ぜひこの制度を活用したいですね(^^)

 

 

上記の通り、経理職はテレワーク化しやすい職場である!と言えます。

経理がテレワークに向いてない理由

一方、

『コロナ禍でも出社した経理部の女性 不安に駆られ、社内でも「不公平」感じた日々 【#コロナとどう暮らす】』
という記事(※現在はリンク切れ)の中で、

経理の約7割がテレワークを実施できず

とも報じられています。

テレワークに向いている職場のはずなのに、3割程度しかできてないのは何故!?

それには以下の理由があります。

 

紙の書類がないと仕事が進まない・対面でないと仕事が進まない

電子データで保存OKになったとは言え、要件満たすのが結構大変な電子帳簿保存法。

かなり緩和されてきたとは言え、現行のシステムでは導入できない会社も多いのではないでしょうか。

加えて、取引先からの請求書が紙で届くケースも未だ多い。

メール配信に対応してくれる会社も増えている印象ですが、

それこそ小さな個人商店では、未だに手書きの請求書がFAXで届きます。

紙でしか受け取れない書類は、実際にモノを見ないと対応できませんからね(~_~;)

 

また、取引先や上長が昔ながらの「会ってナンボ」タイプの場合、

こちらが在宅で仕事できる事をアピールしても全く響かない・・・という事が現実に存在します。

 

確かにリアルにその場にいることのメリットは存在します。

  • 社内で何が起きているのか、誰が今何をしているのかがという情報が伝わりやすい
  • トラブル対応等、何かが起こった時にすぐ対応できる
  • 自宅では肩身が狭い人、仕事に集中できない人は出社した方が能率が良い

中には仕組みや組織で解決できるものも存在します。

とは言え、上司や取引先も、コロナが広がるまでは在宅勤務未経験の人が大多数でしょう。

未経験なら「自宅で仕事」の状況がうまく理解されないのも致し方ないでしょう。

 

印鑑が無いと手続きができない

いくらネットバンク等が発展してきたとは言え、印鑑が必要な場面もまだまだ多いです。

「契約書は絶対に紙で」となる企業も一定数存在します。

 

また、稟議書等の決裁書類が未だに紙で回している会社もあるかもしれません。

早くOKもらってプロジェクトを進めたいのに、上司が出張でハンコがもらえず進められない・・・

なんて事に悩まされたら悲惨ですね(>_<)

 

結局どっち?

経理だけでなく会社全体の問題

ここまで「経理がリモートワーク(在宅勤務)に向いている点」「向いていない点」を解説してきました。

個人的には、

経理は「環境さえ整えば」在宅向きな仕事

であると確信しています。

 

じゃあ何故、在宅勤務を取り入れている会社と取り入れていない会社があるのでしょうか?

結局のところ、

「会社がどれだけ投資できるか」

これに尽きます。

  • システム面・セキュリティ面に充分投資できる余地がある会社
  • 小規模の会社など、少ない投資で変化できる会社

であれば環境は整えられるでしょう。

逆に、

  • 赤字続きで経営が厳しく、システム面にお金をかける余裕のない会社
  • 社長ほか決める権限を持っている人がシステムの導入・テレワーク環境整備に消極的な会社

は、いつまで経っても環境が整わない可能性が高いです。

 

私たちにできること

じゃあ今現在、

  • 環境が整う見込みのない会社
  • 在宅に全く理解を示さない上司の下

で勤めている方はどうすれば良いのでしょうか?

 

極論ですが、あなたが在宅勤務をしたいなら、

在宅環境が整っている会社に転職する

事を視野に入れても良いのかな?と私は思います。

 

 

実際私も、昨年の冬時点では全く在宅勤務導入の気配を出さない会社に対して

軽い諦めの気持ちを抱いておりました。

 

そこから突然リモートワークのテスト社員に選ばれ、環境構築に尽力した結果、

今では正式に人事制度として認められるまでになりました。

 

とは言え、全ての会社がこうではないでしょう。

変わる事を待ち続けて時間を無駄にするくらいなら、

時代に合わせて変化していける会社へ移る事を考えてみてはいかがでしょうか?

 

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私も登録し、コロナ禍の今では定期的に電話面談を受けております。

 

コロナ禍の今、求人数は多少戻ってきているのに対し求職者(転職希望者)が減少しているとのこと。

今まで見向きもされなかった企業に転職するチャンスかもしれません。

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