論語の名言を経理で活かす! 〜経理部員が意識したい論語の言葉3選〜

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あなたは『論語』を読んだことはありますか?

孔子が書いた本ですが、現代のビジネスにおいても有効だと多数の方が読まれています。

 

私も最近『まんがでわかる論語』シリーズを読みました。

非常にためになる言葉が多数書かれており、感銘を受けました(^。^)

 

今回は、そんな『論語』から、

経理部員が意識したい論語の言葉

をピックアップして紹介します。

あなたの人生のヒントになれば幸いです(^。^)

 

論語とは

論語は、およそ紀元前500年ごろに作られた中国の思想家・孔子の言行録です。

全20編構成で、500ほどの短い文章がまとめられております。

その内容の簡潔さから儒教の入門書として広く普及し、

中国の歴史を通じて最も読まれた本の一つ

だと言われております。

 

一般的には「倫理」や「道徳」を学ぶための古典として紹介されることが多いです。

ですが、

  • 学び方
  • 考え方
  • コミュニケーション
  • 人間関係

などの様々な事柄に対する広く浅い知識が得られるため、現代でも充分活用できる書物となっております。

 

前置きはこの辺にして、数ある論語の言葉の中で私が独断と偏見で選んだ

経理部員が意識したい論語の言葉

を紹介します。

それは、

  1. 子曰く、君子は義に喩り、小人は理に喩る。
  2. これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
  3. 人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う。

です。

 

経理部員が意識したい論語の言葉1「子曰く、君子は義に喩り、小人は理に喩る」

1つ目は、

子曰く、君子は義に喩(さと)り、小人は理に喩る。

です。

 

これは、

先生が言われた。

「君子(くんし)は物事の筋である『義』がわかっている。

小人(しょうじん)は損得がわかっている。」

という意味です。

ここでいう「君子」「小人」とは、

  • 君子:人格が立派な人
  • 小人:そうでない人

くらいの意味で捉えていただければOKです。

 

経理はお金を扱う重要な仕事である以上、通すべき『筋』というものが存在します。

  • 会社法
  • 税法
  • 企業会計原則

といった外部のルールはもちろん、

  • 倫理(不正防止など)
  • 明確さ

など、社会の一員である会社として通すべき筋、というのも存在します。

 

「これを言ったら怒られるかなぁ・・・」
「〇〇さんの指示だから、法律上認められていなくても行わなきゃ」

など、目の前の自分の損得を優先するのではなく、
今は損をしてでも正しい道を選ぶことで、

「その時は怒られたけど、しっかり確認できてよかった!」

「不正取引を未然に防げた!会社の信用を失わずに済んだ!」

のように、結果的に被害が少なくなることは多々あるでしょう。

 

あなたは、目の前の損得に囚われずに筋を通せていますか?

 

経理部員が意識したい論語の言葉2「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」

2つ目は、

これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。

です。

 

こちらは、

学ぶことにおいて、知っているだけでは好むに及ばない。

また、学問を好むものは、学問を楽しむ者には及ばない。

という意味です。

 

経理は、

  • 収益認識基準などの会計基準変更
  • 税制・電子帳簿保存法などの法改正
  • 連結決算・有価証券報告書などの専門性が高い業務に必要な知識

など、常に知識をアップデートしていく必要があります。

 

また、

  • 社内の新規事業に関する話
  • 新しいビジネスを行う際の会計処理事例
  • 会計に関わる新サービスへの関心

なども、知っておいて損はないでしょう。

 

新しい知識を常に仕入れる必要がある経理において、

  1. 知識を知っているだけの人
  2. その知識を好んで使っている人
  3. 知識を仕入れることを楽しんでいる人

どの人が最も深く知識を得て、その知識を活用できるでしょう?

 

世の中、楽しむ人が一番強い。

あなたは、仕事や勉強を楽しめていますか?

 

経理部員が意識したい論語の言葉3「人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う」

3つ目は、

人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う。106

です。

 

これは、

自分をわかってもらえないと嘆くより、

人を理解していないことを気にかけなさい。

という意味です。

 

経理で働いていると、様々な人と関わることになります。

  • 会計に全く興味のない社長・社員
  • 経理処理に非協力的な社員
  • 軽い気持ちで無理難題を行ってくる取引先

などなど。

 

ついつい愚痴を言いたくなることもあるでしょう。

 

そんな時に思い出して欲しいのがこの言葉です。

  • 社長はただ単に経理が苦手なのかもしれない。
  • 会社における経理・会計の大切さを、社員は理解しきれていないのかもしれない
  • 取引先も何か大きな事情があって仕方なく言ってきているのかもしれない

相手の事情がわかれば、こちらも協力できることがたくさんあるかもしれません。

理解してほしいと思う前に、まず相手を理解できていますか?

 

まとめ

今回は、論語の中でも経理が意識したい言葉として、

  1. 子曰く、君子は義に喩り、小人は理に喩る。
  2. これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
  3. 人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う。

を取り上げました。

 

論語は、紀元前500年ごろに作られた古い書物でありながら、
現代でも活かせる言葉がたくさん掲載されています。

人間の本質的なところは、2500年経っても変わらない

ということでしょうかね。

 

今回取り上げた以外の言葉でも、論語は素晴らしい言葉が多いです。

原文だとちょっと読みづらい・・・という方は、

  • 読みやすく噛み砕いたもの
  • マンガ版

などもありますので、ぜひ手に取ってみてください(^。^)

 

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