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「経理としてキャリアアップをしたいけど、何を学べば良いのだろう・・・」
「専門性を身につけたいけど、何か良いものないのかな?」
こんな人向けの記事です。
今回は、全国経理教育協会(全経)が主催する
法人税法能力検定試験
という資格にフォーカスしていきます。
マニアックな資格ですが、
- 経理部員のキャリアアップ
- 実務に活かせる知識習得
- 税理士試験への力試し
として有用だ!と感じたので記事にまとめました。
何せこの試験、
1級〜3級まで全て合わせても毎年3,000人程度しか受験者がいない
というマイナー資格のため、何と言っても情報や体験談が少ない!
※日商簿記検定3級の受験者数:年間約30万人程度
そんな資格のため、今後受験を考えている方のためにも「情報を残しておこう!」と思い
今回記事化に至りました。
あなたの人生のヒントになれば幸いです(^。^)
全経 法人税法能力検定試験とは
この全国経理教育協会実施の『法人税法能力検定試験』。
意外と歴史は古いです。
- 前身の『税務会計能力検定試験』第1回が行われたのは昭和43年(1968年)9月29日
- 平成11年(1999年)から「所得税法」「法人税法」の他に「消費税法」の種目を新設
- 当初は1つの同じ試験だったが、平成24年(2012年度)度以降細分化し以下の試験となる
・所得税法能力検定試験
・法人税法能力検定試験
・消費税法検定試験
・相続税法検定試験 ※令和2年度(2020年度)より追加
現在は各試験、年に2回実施されております。
全経 法人税法能力検定試験はこんな人におすすめ
この試験は、こんな人にオススメです。
- 法人税の基礎・企業内の税務処理を理解したい人
- 経理担当者として、税務申告資料作成などの知識を身につけたい人
- 税理士試験を目指す上で、基礎学力レベルの確認をしたい人
会計上の「売上」「費用」と、
税法(税金計算)上の「益金」「損金」は、ルールが若干異なります。
これは、
- 会計:適正な期間損益計算の表示が目的
- 税法:課税の公平・経済政策を重視
と、計算の目的が異なっていることに起因します。
もちろん重なっている部分も多くあるため、会計と税法で別々に計算するのではなく、
- 会計の売上・費用・利益を算出する
- 会計と税法で異なる部分を調整する
という流れで計算しています。
この際、『法人税申告書』における別表四と五で調整をしますが、
この別表四と五で処理する際の知識
が、法人税法能力検定試験で学ぶ部分となります。
ですので、
- 法人税の基礎・企業内の税務処理を理解したい人
- 経理担当者として、税務申告書作成などの知識を身につけたい人
- 税理士試験を目指す上で、基礎学力レベルの確認をしたい人
といった、税法の基礎知識を学びたい方にオススメの試験です。
全経 法人税法能力検定試験の勉強方法
さて、そんな法人税法能力検定の勉強方法にオススメなのは以下の流れです。
- テキストを買って一通り読む
- 過去問を解く
- 間違ったところを復習する
- 再度過去問を解く
- 以下3と4を繰り返す
テキストを買って一通り読む
まずはテキストを買って一通り読み込みましょう。
私はネット上で「わかりやすい」と評判が多かったネットスクール社のテキストを購入しました。
購入時、清文社が発売しているテキストもチェックしましたが、
文章が若干読みづらかったので私には合わなそう、と判断しました(^_^;)
実際に購入された方曰く「演習問題は清文社の方が多い」とのことです。
私の主観ですが、
- わかりやすい解説の方が良い:ネットスクール社
- 演習問題がたくさん載っている方が良い:清文社
が良さそうです。
あなたのタイプに合わせて購入してくださいね(^。^)
過去問を解く
一通りテキストを読んで知識をつけたら、過去問題集を解きましょう。
過去問は、主催元である
公益社団法人全国経理教育協会の通販ページにて購入が可能です。
- 書籍(過去問題8回分程度収録)
- PDF版(過去2回分の試験を級・回ごとに購入可能)
の2種類が販売されています。
それぞれ、
- 過去問1回分の値段 書籍(1級で税抜289円)<PDF(同300円)
- 収録数 書籍(全8回)>PDF版(最大でも2回)
という違いがあります。
どちらが良いかわからない方は、一旦最新版のみPDFで購入してみるのがオススメです。
その上で、「もっとたくさん過去問解いて慣れた方が良いな!」と思ったあなたは、書籍版を購入するのが良いでしょう。
私は
- iPadに入れて持ち歩けるのでかさばらない
- 準備期間的に、過去問8回分解いている時間的余裕が無い
という理由から、PDFで購入しました。
間違ったところを復習、再度過去問を解く(以下繰り返し)
過去問を解いたら、後は復習→過去問を解く、の繰り返しです。
なお、法人税法は各級、合格基準点が70点に設定されています。
過去問で85点くらい取れていれば、自信を持って本番に臨めそうですね。
まとめ
今回は、全国経理教育協会(全経)が主催する
法人税法能力検定試験
について紹介しました。
次回試験での合格を目指して勉強しておりますが、この資格は、
経理に必要な法人税に関する知識が体系的に勉強できるため、
- 経理部員のキャリアアップ
- 実務に活かせる知識習得
- さらに上の税理士試験への力試し
として、とても有用だ!と感じております。
知名度の低い資格ですが、
- 法人税の基礎・企業内の税務処理を理解したい人
- 経理担当者として、税務申告資料作成などの知識を身につけたい人
- 税理士試験を目指す上で、基礎学力レベルの確認をしたい人
にはオススメできる資格です(^。^)
興味を持ったあなた、ぜひ勉強してみてくださいね(^。^)
私も2021年10月31日の回を受験し、2級に合格しました!
その時感じた、試験を受ける上での注意点をまとめました。