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「日商簿記3級は資格としてに意味はないって話を聞くけど、本当?」
「経理に転職したいけど、簿記3級では不十分なのかな?」
こんな人向けの記事です。
2021年6月に日商簿記1級試験を受けてきた私すうですが、
実は私、長らく3級しか持っておりませんでした。
ようやく2級を取得したのは2018年11月。
もちろん経理として働いてから随分経っております。
そんな私の視点から、
- 経理部における簿記3級の評価のリアル
- 簿記3級を取る意味
について解説します。
あなたの人生のヒントになれば幸いです(^。^)
経理における簿記3級の評価のリアル
転職市場における日商簿記検定3級の評価
まずは、実際の転職市場の動向を見てみましょう。
転職サイトとして有名なリクナビNEXTにて、実際の求人情報を検索しました。
参考として、思いつく限りの他の資格でも検索を実施。
結果は以下の通りです。
(地域・全国 2021年6月15日時点)
- 簿記3級:159件
- 簿記2級:348件
- 簿記1級: 41件
- 行政書士:117件
- 司法書士:147件
- 社会保険労務士:371件
- 税理士:1317件
- 公認会計士:344件
税理士が飛び抜けて多かったです(^_^;)
これは単純に、税理士事務所の求人が多数掲載されているのが理由です。
簿記3級ですと、求人数としてはちょっと心許ないですね(^_^;)
さらに絞り込むと以下の結果に。
- +「未経験者歓迎」チェック→46件
- +勤務地を東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の
1都3県に絞り込む→24件
転職市場においては「正直微妙」と言えそうです(・・;)
簿記3級しか持っていなかった私が転職した時の状況
ちなみに、私が先輩全員いなくなった会社を退職して
転職活動を行なっていた頃の保有資格は、
- 簿記3級
- 普通自動車免許
以上の2つでした。
今考えると非常に心許ないですねσ(^_^;)
とは言え、
- 実務経験:1年半ほど
- 年齢:20代前半
という点を評価していただき、何社か面接に漕ぎ着けました。
そのうち、
会社:実務担当者が退職するので、
とにかく手を動かす人が欲しい
私 :先輩がいなくなり誰も教えてくれなくなったので、
手を動かして1から学び直せる環境に行きたい
というように、お互いのニーズがちょうど重なったのが今の会社でした(^。^)
このように、「簿記3級だけで転職できた」のではなく、
- 実務経験
- 年齢
- 会社側のニーズ
がたまたま今の会社と合致した結果、採用される運びになった、
というのが実情でしょう(^_^;)
簿記3級を取る意味
では、日商簿記を取る意味はどこにあるのでしょうか?
私が考えるに、
- 世の中の仕組みがわかるようになる
- 副業・確定申告に役立つ
- 次の資格へのステップアップとして
の3つの側面があると感じております。
世の中の仕組みがわかるようになる
まず1つ目は、「簿記を知ることで、世の中の仕組みがわかるようになる」ことです。
普段何気なく聞いているニュースも、
ご自身の家計管理も、会計の知識を入れることで理解が深く得られます。
例えば、
日本の借金1000兆円! → 負債だけ見ても意味がない、資産と純資産も見なきゃ
家計管理 → リボ払いはカードローン=高利の負債だから早めに返済して自己資本比率を高めよう
なんて形です。
お金の話は、簿記を知っているか知らないかで理解度が全く違ってきます。
ファイナンシャルプランナーの資格もそうですが、基礎教養として身につけておくことをオススメします(^。^)
副業・確定申告に役立つ
2つ目は、「副業・確定申告に役立つ」です。
個人事業主として確定申告をする場合、青色申告を行うと
- 65万円の特別控除
- その年のマイナスを今後3年繰り越せる
- 自宅兼オフィスの場合、家賃や光熱費の一部を経費にできる
など直接的なメリットが多数受けられます。
青色申告を行うためには「複式簿記」で帳簿をつける義務があります。
この「帳簿をつける」ことにおいて、簿記3級の知識が非常に役立ちます。
実際、商工会議所ホームページの簿記3級解説にも、
【3級】企業で働く者に必須の基礎知識が身につき、商店や中小企業の経理事務に役立つ
・・・経理関連書類を読むことができ、青色申告などの書類作成もある程度できる。
経理・財務担当以外でも必要な知識として評価する企業が多い。
と書かれています。
1人で完結するためにはもう少し知識が必要ですが、
それこそ必要な帳簿を準備する上では重要な知識と言えるでしょう。
次の資格へのステップアップとして
最後が「次の資格へのステップアップとして」です。
簿記3級はベースとなる知識です。
3級の勉強をして理解が深まる中で、
「あれ、簿記楽しいかも?」
と思った方は、ぜひ次の簿記2級以降も目指しましょう(^。^)
勉強に間が空いてしまうと、せっかく覚えたことも忘れてしまいます(゚o゚;;
先日の試験で簿記3級を受験し手応えを掴んだ方、
ぜひそのまま2級の取得にチャレンジしてみてください(^。^)
まとめ
今回は、簿記3級を取得する意味についてまとめました。
結論としては、
- 世の中の仕組みがわかるようになる
- 副業・確定申告に役立つ
- 次の資格へのステップアップとして
という理由で、
簿記3級は基礎教養として取得する意味あり
と考えております。
数ある資格の中でも
- 知名度が高い
- 受験者も多い
- 各種教材が揃っている
と、初めて受ける方にも入りやすい資格だと言えるでしょう。
興味のある方はぜひ検討してみてください(^。^)
なお、これから簿記を受験される方には、クレアールがオススメです。
クレアールは資格受験指導歴50年を超える老舗のスクールです。
忙しいあなたでも資格に合格できるよう、
- 重要論点に絞った解説
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実際の教材を手に取って確認してみてください(^。^)
FP(ファイナンシャルプランナー)3級についてはこちらの記事でまとめております。
簿記3級とともに、人生の基礎教養として学んでおくことをオススメします(^。^)
1社目の「先輩が全員いなくなった話」など、私の遍歴はプロフィールにまとめております(^。^)