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「経理のキャリアアップのために英語力って必要なのかな?」
「英語を活かした仕事がしたいんだけど、、、経理ってどうなのかな?」
こんな方向けの記事です。
私自身、
- 英語力は中学生レベル
- 海外旅行は人生で数回程度
- 日常的に英語を使う仕事はない
という状況です。
そんな私ですら、徐々に英語力の重要性が高まる気配が漂い始めております。
この記事では、
- 経理が英語力を高めておくべき理由
- 英語の重要性が増してきている経理現場の話
- 経理が英語力を身につけるためにオススメの資格・勉強法
を紹介していきます。
あなたの人生のヒントになれば幸いです(^。^)
経理が英語力を高めておくべき理由
まずは、経理が英語力を高めておくべき理由です。
それは、
- 就職の選択肢が広がる
- 閲覧できる情報源が広がるため、学べることが増える
- 日本は少子高齢化のため市場が縮小していく → 今後は海外との取引が増えるためニーズの増加が見込まれる
の3点です。
就職の選択肢が広がる
まずは何と言っても「就職の選択肢が広がる」ことです。
経理は
- 専門職である
- どの会社にも必ず存在する
職種です。
そのため、優秀な経理職員はそれだけで引く手数多。
加えて、英語ができる人材はそれだけで貴重です。
英語力があるだけで、
- 海外関連の取引に携われる
- 海外視察の際に通訳として同行できる可能性あり
※コロナ禍の今は視察自体が難しいですが…
という、普通の人ができない経験を積むチャンスが舞い込んでくることがあります。
この
経理✖️英語力
の2つが掛け合わされば、それだけであなたの市場価値はうなぎ登りです。
実際の求人でも、経理+英語だと経理だけの時と比べて年収が10〜40%程度上がります。
- どの会社にも必ず存在する経理
- 今後重要性が高まる英語力
2つの力を持っていれば、就職先には困らない状態になれるでしょう。
情報源が広がるため、学べることが増える
2つ目は、「情報源の広さ」です。
あなたも、何か調べごとをする時にGoogle検索をしたことありませんか?
今やネットで検索すればどんなことでも調べられる様になりました。
そのネット検索ですが、Googleで検索するとサイトが何件あるかの表示がされます。
ここに表示されている数値ですね。
こちらを検索したところ、
- 日本語で「経理」:約58,400,000件
- 英語で「Accounting」:約514,000,000件
と10倍近くの差がありました。
世界の公用語で考えても、
- 母語が英語:400百万人
- 母語が日本語:125百万人
※文部科学省ホームページより抜粋
と3倍以上の差があります。
もちろんあくまで公用語なので、
第2言語として英語が指定されている地域も含めればもっと差は広がります。
世界に存在するサイトの60%が英語、なんて話もあるそうです。
英語が理解できるとアクセスできる情報源が増えます。
その分、日本語だけで調べるよりも深い知識を得られるでしょう。
日本は少子高齢化のため市場が縮小していく → 今後は海外との取引が増えるためニーズの増加が見込まれる
3つ目は「日本の少子高齢化」問題です。
2017年に内閣府が出した『平成30年版高齢社会白書』によると、
2017年時点で1億2,671万人いた日本の総人口は、
2040年時点で1億1,092万人と約1,500万人減少
3人に1人が65歳以上の高齢者
という予測となっております。
このトレンドはその後も続き、
2065年時点の総人口は8,808万人と、2017年から約3割も減少する
となっております。
これだけ人口が減る日本だけで商売をしようとしても、
人口減少 → 経済縮小 → 利益も収益
となるのは誰が見てもわかるでしょう。
それに引き換え、世界の人口は増え続けております。
2019年に77億人だった世界人口は
2050年に97億人、
2100年頃には110億人になる
という予測だとか。
活路を見出そうとすれば、海外取引の増加は必然となるでしょう。
英語力を活用する場がどんどん増えていく事が見込まれます。
英語の重要性が増してきている経理現場の話
そんな流れは既に経理の現場にも見られます。
今の勤務先でも
- 海外の会社を買収して子会社・関連会社化
- 外国企業との取引増加により、契約書から何から出てくる書類が全て英語
- 海外投資家に向けて各種資料の英文化
など、英語を使う機会は徐々に増えてきています。
今は他部署の英語が堪能な方に翻訳をお願いしたり、
翻訳作業を外注したりして凌いでおります。
ですが、
- 他部署の人は会計の知識を持っていないので専門用語がわからない
- 社外の人は社内の事情がわからないので意図と違う翻訳がされる可能性あり
という事は否定ができません。
「英語ができる経理部員」は、こういう場面で活躍できます。
海外需要は増加していく一方ですので、「英語ができる経理部員」はどこに行っても重宝されるでしょう。
経理が英語力をつけるためにオススメの資格
ここからは、経理が英語力をつけるためにオススメの資格を紹介します。
特に転職活動において、客観的な指標の1つである「資格」は、やはり強いです。
その中でも特に
- TOEIC
- USCPA(米国公認会計士)
- BATIC(国際会計検定)
が経理に向いているでしょう。
1つずつ掘り下げていきます。
TOEIC
1つ目はTOEICです。
英語といえばTOEICを外すわけにはいかないでしょう。
企業によっては、昇格試験の中に『TOEIC〇〇点以上』としているところもあるそうです。
- 会議の議事項目(アジェンダ)を読んで理解できる
- 会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる
- 自分の業務・専門に関する文書(レポート等)を、読んで理解することができる
など、ビジネスで実際に使える水準は700点〜となっている模様です。
中々のハードルではありますが、だからこそ高得点が取れれば他者との差別化につながります。
USCPA(米国公認会計士)
2つ目はUSCPA(米国公認会計士)です。
アメリカの資格ですが、日本でも受験する事が可能です。
試験自体が英語で行われるためそもそもの難易度は高いですが、
- 日本の公認会計士:合格率11.2%(平成29年 公認会計士・監査委員会)
- USCPA:受験4科目それぞれ44%〜52%(2017年 AICPA)
と、USCPAの方が合格率が高いです。
英語力が高く、勉強する時間が長く持てる方は、USCPAを狙ってみても良いかもしれません。
BATIC(国際会計検定)
3つ目はBATIC(国際会計検定)です。
商工会議所が主催する英語による会計に関する検定です。
合格・不合格があるものではなく、TOEIC同様スコア制となっております。
試験自体が英語で行われるため、英語力の証明にもつながります。
ですがこの試験、2021年に改正が行われました。
オンライン受験が可能になった反面、試験範囲から「国際会計」が無くなりました。
BATICはこの「国際会計」が難易度を上げておりましたが、無くなってしまった事で資格としての魅力は少なくなってしまいました。
簿記3級程度+TOEIC500点程度の知識があれば十分良い点が取れるとのこと。
英文会計を学ぶ初手としては良いかもしれません。
まとめ
今回は、経理に英語力は必要なのかどうかについて、今の現場の話も交えて紹介しました。
経理の現場では、英語力の需要は間違いなく増加してきています。
経理の人が英語力をつけると、
- 就職の選択肢が広がる
- 閲覧できる情報源が広がるため、学べることが増える
- 日本は少子高齢化のため市場が縮小していく → 今後は海外との取引が増えるためニーズ増加が見込まれる
といった明確なメリットが存在します。
経理としてのキャリアアップを考えている方、
経理✖️英語力
で、市場評価を高めていきましょう(^。^)