※本ページはプロモーションが含まれています
「あの人、すごく無礼だな・・・なんとかならないのかな?」
「礼儀正しい人に憧れるなぁ・・・」
こんな人向けの記事です。
アメリカでは、無礼さが招く職場のストレスによって
年間5000億ドル(約55兆円)の損失が生じている
という話、あなたはご存知ですか?
これは、『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の人生戦略である』にて紹介されていたお話です。
無礼な振る舞いを取る人がいると、周囲や会社に多大な損失を与えているんですね。。
この記事では、本書の内容をもとに、
- 無礼さが与える影響
- 周囲の力を引き出す「礼儀正しさ」の作法
- 無礼な人間から身を守る方法
について紹介します。
あなたの人生のヒントになれば幸いです(^。^)
無礼さが与える影響
無礼な人のせいで年間5000億ドルが失われている!?
冒頭にも書いた通り、
アメリカでは、無礼さが招く職場のストレスによって
年間5000億ドル(約55兆円)の損失が生じている
という研究結果が出ております。
5000億ドルというと、2019年にApple storeで上がった全ての売上高に匹敵するんだとか(*_*)
ここでいう「無礼さ」とは、
- 大勢の前で他人の能力を否定する
- 仕事ぶりを常に過小評価する
- 心が傷つくほどひどくからかう
- わずかなミスでも怒鳴り声をあげる
- 他人の話を途中で遮る
- 人を見下すような話し方をする
- 人のアイデアに関心を示さない
- なんでも自分一人だけで進めようとする
- 意見が違う相手に対して無礼に振る舞う
といったことです。
こんな人が職場にいると、その無礼な態度に注意を奪われ、心が乱され、力が発揮できなくなります。
無礼さのウイルスは人生を悪い方に導く
もしあなたが無礼な人から直接的に攻撃されなかった場合でも、その行為を見かけただけで影響を受けます。
脳の仕組み上、
オフィスの中で無礼な態度を取るのをみた直後には、
そうでない場合に比べ、同じ態度を見てもより無礼と感じやすくなる
傾向があります。
普段なら気にならない行動も、無礼な態度を見た直後だと気になってしまうんですね。
これにより、通常とは違う判断・意思決定をするようになる、と本書では紹介されています。
周囲の力を引き出す「礼儀正しさ」の作法
では、具体的にどのようなことを心がければ「無礼」ではなく「礼儀正しい」作法になるのでしょうか?
本書では、
- 10/5ウェイ
- RASA
の2つが紹介されておりました。
10/5ウェイ
まず「10/5ウェイ」です。
これは、
誰かと
- 10フィート(約3m)以内に近づく
→目を合わせ、微笑みかける - 5フィート(約1.5m)以内に近づく
→声かけ(「こんにちは」など)
というルールです。
「まずは挨拶から!」と言われると、「そんなのわかってる!」と言いたくなるのは私だけではないでしょう(^_^;)
とは言え、そういった基本的なところが100%しっかりできているか?
と言われると自信がないのも事実。
- 上司
- 同僚
- 部下
相手に関係なく、あなたは笑顔で挨拶、できていますか?
話を聞くときは「RASA」を心がける
2つ目の「RASA」ですが、これは話を聞く時のポイントです。
- Receive 受け止める:その人に注意を向けて話をよく受け止める
- Appreciate 尊重する:余計な合いの手を入れて話を妨げないようにする
- Summarize 要約する:聞いた内容をまとめて相手に確認する
- Ask questions 質問する:話が終わった後に質問する
の頭文字を取ったものです。
人間は、無意識のうちに自分の話をしたくなる・話の主導権を握りたくなりがち。
「『聞く』ではなく『聴く』」なんて言いますが
話す:聞く = 1:2
くらいがちょうど良い、とされています。
あなたの今日の会話、「話す:聞く=1:2」になってますか?
無礼な人間から身を守る方法
ここまでは「自分が礼儀正しくなる方法」について解説してきました。
ですが、自分だけ直れば解決!とならないのが人間関係の難しいところ。
あなたの周りにも無礼な人はいませんか?
- 威圧的な上司
- わがままな同僚
- イライラしているパートナー
など、いくらあなたが礼儀を保とうとしても平静でいられない時もあるでしょう。
そんな、
無礼な人から身を守る方法
を紹介します。
すぐにやり返すのは良くない
まず、感情のまま言い返す・やり返すのは良くありません。
あなたも感情のまま発言して、後で後悔したことはありませんか?
私は大いにあります(−_−;)
どんな時でも決して我を忘れてはいけない
それが鉄則です。
相手と話し合うべきか否かを迷った場合は、以下の3つを問いかけてみてください。
- 加害者となった人に何か言い返しても身体的な危険はないか
- その人が無礼な態度を取ったのははじめてか
- その無礼なふるまいは意図的なものか
上記が全て「YES」であれば、話し合いに進みましょう。
逆に、1つでも「NO」がある場合は、まだ直接話し合ってはいけません。
「話し合っても『無駄』または『危険』」と言った方が適切でしょう。
自分の身の安全が保障されていない中での話し合いは、あなたに不利に働く場合があります。
そういう時は、
- 会話を手短にする
- 要点だけを単刀直入に話す
- 顔を合わせる機会を最小限にする
- 顔を合わせる時は普段とは違う場所(例:オフィスから遠く離れた喫茶店)にいるようにする
の4つの対策を取り組んで、相手からストレスを受ける機会自体を少なくしましょう。
先述の3つの問いかけ全てが「YES」となるタイミングが来たら、話し合いに進みましょう。
考えるべきは「どうすれば最もお互いにとって利益になるか」
続いて、話し合いに進んだ場合の対処法です。
おそらく、話し合いの場でも無礼な態度を取られることもあるでしょう。
そんな時にも、我を忘れないようにしてください。
場合によっては第三者に仲介者として同席してもらい、建設的な話し合いができる環境を整えましょう。
話し合いの目的はあくまで
- 「どうすれば最もお互いにとって利益になるか」
- 「これから良い仕事をする・関係を続けるためにお互いにどうすれば良いか」
です。
どちらかの主張を押し通すだけに終始せず、
- お互いより良いものを求めたい
- そのために、無礼な態度で接する必要はない
ということが互いに納得できるよう、話を進めていきましょう。
まとめ
今回は、『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の人生戦略である』にて紹介されていたお話を元に、
- 無礼さが与える影響
- 周囲の力を引き出す「礼儀正しさ」の作法
- 無礼な人間から身を守る方法
をまとめました。
冒頭の繰り返しですが、
アメリカでは、無礼さが招く職場のストレスによって
年間5000億ドル(約55兆円)の損失が生じている
という研究結果が出ております。
あなたの周りに、無礼な振る舞いで損害を与えている方はいませんか?
あなた自身は、周囲にストレスを与えていませんか?
礼儀正しく周囲と接し、無礼な振る舞いによる損失を避けていきましょう。